こんにちは、天馬です。
中国語コーチとして2022年12月からYouTube活動をしている僕ですが、2023年度分から確定申告が必要になりました。
もともと公認会計士として働いていた&他の事業で確定申告の経験はあるので勝手はわかるのですが、正直「確定申告は超めんどいから嫌い」。というのが本音。
でもそんなこと言っても仕方ないので、いかに効率よく、いかに要領よく確定申告をこなすかに重点を置き「今ならどの会計ソフトを使うべきか」、知識をアップデートしたので備忘として残すことにしました。
結論、MFクラウド*が断然おすすめ
(* MF:マネーフォワードの略)
もしこの記事にたどりついた人の中に
- フリーランスとして初めて確定申告する
- 効率的に使える会計ソフトを知りたい
- 会計ソフトの知識をアップデートしたい
という人がいれば、参考にしてみてください。
元会計士としてわかりやすくまとめたので、会計についてちょっと詳しくなれます。
そもそも会計ソフトって必要なのか?
「確定申告するために良さげな会計ソフトを探している」
こういった人は多いと思いますが、そもそも会計ソフトは必要なのか?
結論、会計ソフトは必ずしも必要ではないです。理由は申告書を手書きで税務署に提出しても良いから。
確定申告が必要な人は、当然確定申告の義務はありますが、必要書類一式を提出さえ出来れば別に会計ソフトなんて使う必要はありません。
ただ「仕訳を入力して、それを転記する」という作業をマニュアル(手書き)でやって決算書類を完成させるのは、ほぼ無理です。たとえ経理の知識があっても絶対にミスは出るので、超絶に非効率でしかありません。
なので、会計ソフトの利用は必須ではないですが、時間を節約しつつ正確な決算書類を完成させるためには、お金を払ってでも会計ソフトを使うべき。なので、もし「会計ソフトを使うか迷っている」という人がいたら、僕は迷わず「絶対に使った方が良い」と言います。
会計ソフトを使うべきだし、使えて当たり前の時代なのです。
会計ソフトを使えば
- 事業の業績を正確に把握できる
- ミスなく確定申告を済ませられる
こういった目的を果たせます。
年に一回の確定申告イベントのために会計ソフトを選ぼうと考えている人の方が多い気がしますが、期中に事業の業績や成長を確認するためにも、会計ソフトの導入は必須といえます。
会計ソフトにはどんな種類があるのか?
「会計ソフトが必要」と理解できたところで、会計ソフトの種類を知っておきましょう。種類を知らないと、おすすめの会計ソフトを紹介されても理解できないから。
会計ソフトには
- インストール型の会計ソフト
- クラウド型の会計ソフト
この2種類が存在します。
その①:インストール型の会計ソフト
インストール型というのは、昔ながらのタイプで、自分のパソコンにインストールして使うタイプ。自分のパソコンさえあれば使えるので、ネットにつながなくてもサクサク動くのが特徴。
料金面では主に買い切りタイプが多いですね。
税理士のように、クライアントごとに決算書を作る必要がある人であれば、ネット環境に左右されずにサクサク使えるインストール型がおすすめ。ただMacを使っている人や、特別にこだわりのない人であれば、クラウド型の方が良いと思います。
インストール型会計ソフトの代表格は弥生会計インストール型会計ソフトとしては弥生会計が有名。
弥生と漢字になっているのは法人向けで、やよいとひらがなになっているのが個人向けといった違いがあります。
「どうしてもオフライン環境で使いたい!」というニーズがある人や、仕訳入力が多い業種(現金商売など)の人は検討する価値はあるかなといった印象です。
その②:クラウド型の会計ソフト
一方のクラウド型というのは、自分のパソコンにインストールせず、ブラウザで使えるタイプ。ネット環境さえあればどこからでもログインできるし、銀行口座やカード情報と自動連携できる点も大きなメリット。
料金形態は毎月費用が発生するサブスク制なので、長期的にみればインストール型よりもコスパは悪いです。とは言っても、月1,000円前後、年単位で1万円ちょっとで使えるので、気になるレベルではないかなと。
複数のデバイスからアクセスしたいといったニーズがある人は、クラウド型にしておいた方が絶対良いですね。パソコンを買い替えた時もインストール不要なので便利です。法改正などがあった場合も、自動的にアップデート対応してくれるのでありがたい。
クラウド型会計ソフトの代表格はfreeeとMFクラウドクラウド型会計ソフトとしてはfreeeとMFクラウド(マネーフォワード)の2つが有名。
知名度的にはもしかしたらfreeeの方が若干有名なのかな?って気もしますが、個人的にはマネーフォワード推しです(理由は後述)。
どちらもクラウド型でちゃんとしているので、正直どっちを使っても確定申告は出来ます。僕目線で感じた両者の特徴を簡単にまとめたものがこちら。
freeeの特徴- 知名度が高い
- スマホ完結を狙うなら便利
- 会計知識はある程度必要
- e-Taxに対応している
- 補助科目の設定が出来ない
- ミニマムプランでは消費税非対応(アプデ必須)
- 個人向けはマネーフォワード確定申告という名称
- 法人向けはマネーフォワード会計という名称
- 会計知識はある程度必要
- e-Taxに対応している
- 試算表や推移表などレポートが見やすい
- 補助科目の設定が可能
- 消費税課税事業者にも対応
ざっとこんな感じですね。
より詳しい特徴を知りたければ各公式サイトを見て欲しいのですが、良いことしか言ってないので違いがあまりわからないと思います。
元会計士の目線で見たときに、なぜMFクラウドにしたのかを簡単に書いておきます。
会計ソフトに「MFクラウド」を推す理由
僕の場合、会計ソフトはクラウド環境・ブラウザで使いたい派なのでインストール型は選びませんでした。
そして「確定申告」という義務を果たすだけなら、正直freeeでもMFクラウドでも良いのですが(どちらもe-Tax対応のため)、せっかくなら期中の業績把握にも使いたいし、使っている間は出来るだけストレスなく効率的に使いたい。
そう考えた時に、MFクラウドに分があるというのが僕が出した結論です。
具体的には
- 試算表や推移表などレポートが見やすい
- 補助科目の設定が可能
- 消費税課税事業者にも対応
この3つが決め手でした。
中でも一番の違いが「補助科目の設定可否」について。会計知識がない人には「?」って感じかもしれませんが、仕訳の際に使う勘定科目をより細かく分類できるのがMFクラウド、出来ないのがfreeeなのです。
たとえば、freeeだと消耗品費5万円となるところ、MFクラウドだとYouTube機材関連費3万円、文房具2万円といったように分類できるイメージ。損益の性質に応じて細かく分類・調整できるのでとにかく使いやすい。
他にも各種帳票(レポート)が見やすく、操作性に優れているのも大きなメリットですね。
こういった理由からストレスなく直感的に操作できるMFクラウドを選んだわけです。
まとめ:個人事業主の確定申告で迷ったらMFクラウドがおすすめ
今回は中国語とまったく関係ない話。会計ソフトの選び方とMFクラウドがおすすめの理由について整理してみました。
個人事業主(フリーランス)の方で確定申告が必要という人は増えてきているので、良ければ本記事の内容を参考にした上で、自分に合う会計ソフトを選んでみてください。
何事もそうですが、ストレスなく操作性の高いツールを導入するのが、仕事のスピードを高める王道といえますね。
ということで今回はここまで、下次见!