リスニング勉強法

【知らないと損】中国語のリスニングを爆上げする勉強法

中国語リスニングを鍛える勉強法を徹底解説
悩んでいる人

中国語のリスニングが難しすぎる。。。どうやって勉強すればいいんだろう?

今回はこんな悩みを解決していきます。

中国語学習者の9割以上が持つ共通の悩み

中国語学習をはじめて誰もがぶち当たる悩み。それが

中国語のリスニング、難しすぎる

こういった悩みです。

  • 中国語が聞き取れずに悩んでいる
  • どうやって勉強すればいいか知りたい

今回はこういった方に向けて、わかりやすく解説していきます。

具体的な勉強法をお伝えする前に、1つだけ知っておいてもらいたいことがあります。それは「中国語リスニングの正しい勉強法」を実践できている人はほとんどいないということ。

もしこの記事を読んでくれているあなたが

  • 毎日中国語の音声を聞いている
  • シャドーイングなどの方法でトレーニングしている

こういった方法を実践していたら、リスニングは決して上達しません

中国語リスニングほど、正しい勉強法を実践しないと効果が表れないものはありません。

その上、間違った勉強法をし続けていると

  • 時間やモチベーションが失われてしまう
  • 最悪の場合、中国語の習得をあきらめてしまう

こんなデメリットすら生まれてしまいます。

こういった弊害を避けるためにも、本記事で紹介している正しい勉強法を理由とあわせて必ず理解してください。その上で、日頃の学習に活かして実践・習慣化してもらえば、あなたのリスニング力は確実に成長していきます。

本記事の勉強法で僕はHSK6級に独学で合格しましたし、僕の中国語コーチング受講生も「リスニングが聞き取れるようになってきた!」と成長を実感しているほど。

なので効果は保証できます

もし「本気で中国語のリスニングを鍛えたい!」と考えている人は、以下のYouTube動画を観てください。この記事では紹介していない、ネイティブが話している動画を見てもらった上で取り組む「ワーク」を用意しています。

「YouTubeは後で観る」「とりあえず勉強法だけ知っておきたい」という方は、このまま本記事を読んでみてください。

中国語リスニングを鍛える最強の勉強法【3ステップで解説】

中国語のリスニングを鍛えるためには「正しいステップ」が存在します。

このステップを無視して、いきなりネイティブの音声を聞いたりシャドーイングをする人が多過ぎるのが現状です。どういったステップを踏むべきなのか、結論がこちら。

中国語のリスニングを鍛える正しいステップと勉強法

  • 精読
  • オーバーラッピング
  • シャドーイングとディクテーション

それぞれの勉強法について詳しく解説していきます。

「なぜこういったステップなのか、なぜその勉強法が大切なのか」についてしっかりと理解すれば、もうリスニングの勉強方法で悩むことはありません。

中国語リスニングを鍛える勉強法①:精読

まず一番最初に取り組むべきは「精読」です。

精読というのは「実際に読まれた文章を理解して、丁寧に読むこと」を意味します。

より具体的には

  • スクリプトの確認
  • 単語、ピンイン、文法の理解
  • 自分の声でスラスラ読めるまで音読

この3つすべてを包含する作業です。

「精読なんて当たり前じゃん(笑)」と思われる人もいるでしょうが、1つ衝撃の事実をお伝えすると

リスニングに悩む人の多くはこの「精読」がほとんど出来ていません

これは、実際に中国語のコーチング指導をしている僕の経験からも明らかです。

なぜか多くの人は「精読」が出来ていないのかというと、答えはシンプルで面倒だから。

想像してもらえばわかると思いますが、読まれた文章をチェックして、わからない単語・ピンイン・文法を理解するまで調べる作業ってかなり大変なんですよね。だから多くの人は面倒と感じてしまい、いきなりネイティブ音声の聞き流しなどを始めてしまう。

でも断言しますが、これでは100%リスニングは聞き取れるようにはなりません

step
1
スクリプトを確認する

まずはリスニング教材で「実際にどんな文章が読まれたのか」をチェックするようにしましょう。

HSKの過去問などでも、リスニングの解答部分に「スクリプト」があります。これをしっかりと確認することから始めます。

当たり前の作業にはなりますが、実際にどんな文章が読まれたのかをチェックするクセをつけておくことが大切です。

step
2
不明点をすべてクリアにする

続いては、スクリプトの中に不明点があればすべてクリアにしていきます。

これが面倒だけどとても大事な作業になります。

僕も経験ありますが、どうしても「なんとなく」の状態で確認してしまうんですよね。

  • ピンインが曖昧な状態だけど聞いている
  • わからない簡体字がある状態だけど聞いている
  • 文法が理解できていない状態だけど聞いている

こんな状態から脱しましょう。

未解決のものがあればそれがボトルネックとなり、リスニング上達の障壁となります。

時間がかかってもいいので、焦らずにじっくり取りかかってください。

step
3
自分の声でスラスラ音読できるようにする

精読最後のポイントは「音読」です。

精読の中でも、今回紹介するすべてのステップの中でも一番重要といっても過言ではないです。

なぜなら、自分の声で音読する作業こそがリスニング力の根幹を作ってくれるからです。そもそもリスニングを聞いて「意味が理解できる」という状態は、自分の脳が中国語の「音」をハッキリと認識している状態に等しいわけです。

つまり、リスニングを聞き取れるようにするためには

  • 知らない音を「知っている音」に変換する
  • 自分の声で脳内に中国語を染み渡らせる

これが必要不可欠となります。

ちょっと想像してみて欲しいのですが「自分の声」で中国語が聞き取れないのに「ネイティブの声」を聴いて聞き取れるようになると思いますか?なるわけないですよね。

ここを誤解して間違った勉強法を実践している人が多いのが現実です。

まずはこの「精読」にじっくりと向き合うことから始めてみてください。

中国語リスニングを鍛える勉強法②:オーバーラッピング

続いて取り組むべき勉強法が「オーバーラッピング」です。

これは"上から包む"という意味で、ネイティブが話している音声に自分の声を重ねて音読するトレーニング法です。

中国語のリスニング力を鍛えたいのであれば、先ほどの精読に加えて、このオーバーラッピングまでは必ず実践すること。ここまでしっかりと継続して実践できれば、HSK5級くらいまでなら合格できます。

なぜオーバーラッピングが大切なのか?

それは、自分の中国語脳をネイティブレベルに引き上げる必要があるためです。

先ほどの精読と比べて考えてみるとわかりますが

  • 精読は自分の声を使って中国語脳を作る作業
  • オーバーラッピングはネイティブの声を使って中国語脳を作る作業

こういった明確な違いがあるのです。

精読は「自分の声」で「自分のペース」で取り組めた作業ですが、オーバーラッピングからは「ネイティブの音声」を活用します。そして、オーバーラッピングを実践することで、色々なズレに気付かされるのです。

たとえば

  • ネイティブのスピードについていけない
  • ネイティブの発音と自分の発音にズレを感じる
  • ネイティブの息継ぎや区切りのタイミングに気付く

こういった感じです。

つまり、オーバーラッピングをすることで半ば強制的に自分の脳をネイティブレベルに引き上げることが可能となるのです。

最初はゆっくりしたペースでいいので、ここまでは確実にできるように練習してみてください。必ず成果が上がります。

中国語リスニングを鍛える勉強法③:シャドーイング&ディクテーション

最後に紹介する方法は「シャドーイング」と「ディクテーション」です。

聞いたことがある方やすでに実践している方もいるでしょうが、ステップ①や②が出来ていないのにいきなりステップ③をやると逆効果なので要注意です。

シャドーイングとディクテーションの違いを簡単にまとめたものがこちら。

シャドーイングとディクテーションの違い

  • ネイティブの音声だけを聞いて後から付いていくように話すのがシャドーイング
  • ネイティブの音声だけを聞いて簡体字やピンインを書くのがディクテーション

こういった「アウトプットの方法の違い」が両者の違いです。

ステップ③なので「リスニングを鍛えるために絶対やってやる!!」と前のめりになっている方もいるかもしれません。なので、ここで大事なことをお伝えしておきます。それは

ステップ③の方法は中上級者向けのトレーニング法なので難しい

ということ。

先ほども言いましたが、ステップ①の精読やステップ②のオーバーラッピングが出来ていない人は、シャドーイングやディクテーションに手を出さないようにしてください。

理由は本当に意味がないから。

それを理解した上で「シャドーイングとディクテーションはどっちの方がいいの?」と悩む人にお伝えすると、目的によりますが、正直シャドーイングの方が効率的なのでおすすめです。

ディクテーションは効果抜群の反面、時間がめちゃくちゃかかります。なので、余裕のある方やHSKの作文対策で「簡体字やピンインを強化したい!」という方はチャレンジするスタンスが良いかなと思います。

「シャドーイングはどうやってやればいいの?」という人は、冒頭のYouTube動画内で実践しているのでそちらを見てください。

まとめ:中国語リスニングは正しい勉強法の実践がとても大切!自分に必要なトレーニングを取り入れよう

今回は中国語を学んでいる人なら誰もが悩む「リスニング強化」のための勉強法について解説してきました。

「シャドーイングが大切」というのは巷でよく聞く情報ですが、それは本記事で紹介しているステップ①やステップ②が出来た上での話。もっと言ってしまえば、シャドーイングをしなくても確実にリスニング力は鍛えられます。

本記事で紹介した「3つのステップ」とそれが大切な理由をしっかりと理解して頂き、その上で自分に足りない部分を補い、日頃のトレーニングとして実践してみてください!

一人でも多くの人が、本記事でリスニングの悩みから解放されることを願ってやみません。

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それではまた別のコンテンツでお会いしましょう!

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