SNSやネットでよく使われる中国語単語を知っておきたいな
今回はこんな悩みを解決していきます。
教科書やテキストでは学べないネット用語中国語の単語帳やテキストを頑張って勉強していても、学べないものがあります。
そう。それが
SNSやネットに関連する中国語単語
です。
これらの用語は、知らなくてもHSKなどの資格に合格することはできます。
ですが、今やSNSやネットは僕らの生活とは切っても切り離せない存在。
もし「リアルな中国語」を知りたいのであれば、何かしらのタイミングで中国系のアプリやSNSを使うことになるでしょう。
そんな時にSNSでよく使われる中国語を知らないと
- そもそもSNSやアプリをうまく使えない
- SNSで交流した相手の言葉を理解できない
- ネットやテキストで調べても意味がわからない
といった事態になりかねません。
そうならないためにも、本記事では最低限知っておきたいSNSやネット関連の中国語単語を紹介していきます。
本記事で紹介している基本的な中国語を学んだ後は、実際に中国系のアプリなどを使ってみてください。本記事の後半では、日本や中国で使われている有名なSNSの中国語も紹介しているので、中国にはどんなアプリがあるかもわかりますよ。
ちなみに、僕のInstagramの投稿では記憶に残りやすいイラストとあわせて紹介しているので、こちらも良ければ参考にしてみてください。
SNSやネットでよく使われる中国語単語をまとめてみた
まずはSNSなどでよく使われる中国語単語からおさえておきましょう。
SNSやネットで頻出の中国語単語①:关注(guān zhù)
まずは「フォロー」を意味する中国語です。
关注はもともと「注目する、関心を寄せる」といった意味を持つ単語なので、そこからSNSではお馴染みのフォローとして使われています。
SNSやネットで頻出の中国語単語②:粉丝(fěn sī)
続いては「フォロワー」を意味する中国語。
粉丝でフォロワーを意味しますが、本質的には「ファン」という意味合いになります。フォローしている相手が必ずしもファンとは限りませんが、中国語ではファンを意味する粉丝がフォロワーとして使われているということですね。
SNSやネットで頻出の中国語単語③:赞(zàn)
これはなんだかわかりますか?
賛成の賛なので、意味としては「いいね」になります。
中国語の赞は、称賛するとか褒めるといった意味を持つので、そのままいいねを意味する中国語となります。给我赞で「いいねしてね」といったニュアンスになります。
SNSやネットで頻出の中国語単語④:留言(liú yán)
これは「コメント」を意味する中国語です。
评论(píng lùn)と言われることもありますが、どちらを使ってもOKです。
僕は中国でよく美团外卖(デリバリーサービス)や滴滴出行(配車サービス)を使っていましたが、決まって中国人から「给我好评」と言われましたね。ここではコメントというより、アプリで良い評価してねという意味になります。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑤:分享(fēn xiǎng)
続いては「シェア」を意味する分享です。
分享というのは、誰かと一緒に喜びなどをわかちあうことを意味する中国語です。
SNS以外でも「我有件事想跟你分享(あなたに共有したいことがある)」といったように頻繁に使われる中国語でもあります。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑥:收藏(shōu cáng)
これは漢字からも想像がつくかもしれませんが「保存」を意味する中国語です。
SNSによっては保存機能はないかもしれませんが、Instagramなどを使っている人には馴染み深い機能の1つかと思います。
意味としては「集めて保管する」ことなので、そのまま保存として使われることが多いです。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑦:私信(sī xìn)
続いては「DM」を意味する中国語。
DMというのはDirect Messageの略で、直接ユーザーとやり取りをする機能のことです。
SNSであれば、TwitterやInstagram、Tiktokなどにもあるのでイメージしやすいかと思います。私信の意味としては「公にされない、個人間でやり取りしたメッセージ」を意味するので、DMとして使われています。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑧:回复(huí fù)
これは「返信」を意味する中国語。
元々の意味としては「返信する、原状に戻す(回復)」といった意味合いを持つ中国語です。SNSでDMを返信する場合だけでなく、メールを返すような時にも「我还没回复他的邮件(まだ彼のメールに返信してない)」といった感じで使うことができます。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑨:拉黑(lā hēi)
直訳すると「黒に引き込む」となる中国語です。
勘の良い方はわかったかもしれませんが、これで「ブロック」を意味します。
拉入黑名单の略で、ブラックリストに入れることからブロックという意味合いになります。中国系のSNSを使っていると、たまに見かけたりするので知っておくと便利でしょう。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑩:取关(qǔ guān)
これは「フォロー解除」を意味する中国語です。
そこまで使用頻度は高くない気がしますが、取消关注の略で取关と言われたりします。もしくはシンプルに「不关注了(フォローするのをやめた)」と表現してもOKです。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑪:回粉(huí fěn)
これも使用頻度はあまり高くないですが「フォロバ」を意味する中国語になります。
フォロバはフォローバックの略で、相手にフォローされたから自分もフォローをし返すという意味ですね。ファンを意味する粉丝の粉があるので「ファンを返す」のイメージからフォロバとなったのでしょうね。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑫:互粉(hù fěn)
これはお互いにファンになるという意味から派生して「相互フォロー」となります。
互粉の互は、互いにを意味する「相互」から来ているので、相互关注と言われたりもします。中国系のSNSを使っていて、中国人から「互粉吧(相互フォローしよう)」と言われたこともあるので、中国にもそういった概念自体はあるのかなと思います。
SNSやネットで頻出の中国語単語⑬:注册(zhù cè)と登录(dēng lù)
最後に2つ、間違いやすく頻出の中国語単語を紹介しておきます。
それが注册と登录です。
新規登録とログインを意味する中国語なのですが、どっちがどっちを意味するか混同しやすいので注意です。
漢字だけみると「登录」は登録なので新規登録と思いがちですが、逆です。
- 注册:新規登録やサインアップを意味する中国語
- 登录:ログインやサインインを意味する中国語
混同しやすいので、しっかりと覚えておきましょう。
あわせて知っておきたい日本や中国で有名なSNSの中国語
続いては、日本や中国で有名なSNSを中国語でなんというのか、確認していきます。
日本でよく使われているSNSの中国語①:推特(tuī tè)
これで「Twitter」を意味します。
Twitterという音の響きから推特を当てた中国語となりますね。
日本でよく使われているSNSの中国語②:Ins / IG
これは「Instagram」のことです。
中国語では「照片墙(zhàopiàn qiáng)」と表現することもできますが、あまりこういった言い方はしません。それより、Instagramをそのまま省略したInsやIGと表現されることが多い気がします。
台湾の人もIGとよく言っていますね。
日本でよく使われているSNSの中国語③:脸书(liǎn shū)
直訳すると「顔の本」になります。
そう「Facebook」を意味する中国語です。これはFacebookの意味から中国語にしたタイプですね。
音であてて「非死不可(fēi sǐ bù kě)」と言われることもありますが、これは意味的に「死ななければならない」となります。ネットなどでふざけて表現される場合にはコッチが使われるかも。
日本でよく使われているSNSの中国語④:油管(yóuguǎn)
「油の管」と書いて何だと思いますか?
実はこれ、YouTubeを意味する中国語です。
YouTubeのYouと音が似ている「油」をあてて、Tubeを意味する「管」をあてて油管と表現しているのです。面白いですよね。
他にもいくつか言い方はありますが、油管もしくはYouTubeとそのままいう人が多いかなと思います。
日本でよく使われているSNSの中国語⑤:抖音(dǒuyīn)
続いては若者に人気のショート動画アプリ「TikTok」を意味する抖音です。
これは中国の会社が開発したアプリで、中国では抖音と言われています。
日本でよく使われているSNSの中国語⑥:博客(bókè)
日本でよく使われているSNS、というわけではありませんが、参考までにこれも紹介しておきます。
それが「ブログ」を意味する博客です。
僕のようなブロガーの人にはぜひ知ってもらいたい中国語となります。ちなみにブロガーは「博主 Bó zhǔ」といます。
中国でよく使われているSNSの中国語①:微信(wēixìn)
ここからは中国でよく使われているSNSの紹介です。
まずはwechatでお馴染みの微信です。
メッセージアプリでありつつも、決済機能やミニプログラムと言われる多彩な機能が搭載されています。中国人と交流したり、中国で生活する人は必要不可欠のアプリと言えますね。
中国でよく使われているSNSの中国語②:微博(wēibó)
続いてはウェイボーと言われるSNS。
日本人でも知っている人はいるかもしれませんが、Twitterのようなものです。中国人の著名人をフォローしたり、色々発信することができます。
中国でよく使われているSNSの中国語③:QQ
こちらも知っている人は知っているQQというアプリ。
機能はwechatと似ていますが、ファイル共有も簡単にできるので、仕事で使っている人も多い印象です。
中国でよく使われているSNSの中国語④:抖音(dǒuyīn)
日本で使われているSNSでも登場したTiktokの本場中国版「抖音」です。
日本のようにショート動画を投稿できるのに加えて、現地ではEC機能も搭載されていて、コンテンツビジネスがめちゃくちゃ盛んになっています。ショート動画やライブを観て、いいなと思った商品をEC決済ですぐに購入できる仕組みです。
中国でよく使われているSNSの中国語⑤:小红书(xiǎo hóng shū)
これは別名「RED」とも言われ、日本のInstagramやTikTokなどをかけ合わせたようなもの。
実際に使ってみないとイメージは湧かないかと思いますが、中国ではかなりの盛り上がりを見せているSNSの1つです。
日本でも使うことができるので、興味のある方はチェックしてみてください。確かWechatがあれば連携で使えたハズ。
中国でよく使われているSNSの中国語⑥:快手(kuàishǒu)
最後に紹介するのは快手と言われるSNS。
これも日本では馴染みがないかもしれませんが、こちらもショート動画を扱ったSNSでかなり人気があります。
中国系のアプリはサービス名がそのまま中国語となっていて「ふーん」という感じかもしれませんが、人気のアプリを使いたい・知っておきたいという人はぜひ参考にしてみてください。
まとめ:SNSやネットでよく使われる中国語単語を学んで活用してみよう!
今回はSNSやネットでよく使われている中国語単語について紹介してきました。
特に前半部分で紹介した中国語単語は、どのSNSを使うにしても知っておいた方がいいものばかりです。
あとは、後半で紹介したアプリを実際に使ってみて、どのようなSNSが中国で人気なのか、体感してみてください。
中国語の語彙力を鍛え、その本質的な意味とイメージを結びつけるためにも、ぜひ今回のような「生きた中国語」も学んでみてください。僕のブログやInstagramでも発信しているので、良ければまた遊びに来てください。
ではまた。