中国語ってどうやって勉強するのが正解なんだろ?誰かわかりやすく教えてくれないかな
今回はこんな悩みを解決していきます。
動画で観たい方はこちら 中国語の勉強法に悩んだ時に知っておくべきこと「中国語、どうやって勉強すればいいんだろ?」
誰もが一度は考えるはずです。
学生時代から中国語を学び、HSK6級に独学で合格した僕の経験から言えば
絶対の勉強法は存在せず、人によって最適な勉強法は違う
というのが1つの結論です。
人によって中国語を学び始めた背景も目的も違うのに「○○さえすれば中国語は伸びる!」という考えは危険でしかありません。
そのため、中国語の勉強法に迷った人に勧めているのが「間違った勉強法」を実践しないこと。
成功論は属人的で人によって言うことが違いますが、失敗論は誰にでも共通しているという特徴を持っています。ダイエットに成功する方法は人によって違いますが、太る方法はみんな同じということ。
そのため、中国語学習においても「間違った勉強法を知る」ことで、間違った道に進むことを止めることが出来ます。
もし本記事で紹介している勉強法を知らず知らずに実践し続けていると、
- いつになっても中国語が話せない
- 成果が感じられずに時間だけが過ぎてしまう
- 努力しているのに成長を感じられない
といったことになりかねません。
そこで本記事では、僕がかつて実践したけど
- まったく効果があがらなかった勉強法
- 多少の効果はあったがあまりにも効率が悪かった勉強法
をランキング形式で紹介していきます。
「なぜその方法をやってはいけないのか?」という理由だけでなく、代わりにどうすればいいのかという点についても言及していきます。
実際に僕がコーチング指導している受講生にも、間違った勉強法をやめたことで
- 時間を効率的に使えるようになってきた
- 中国語が話せるようになってきた
と実感している人が数多くいます。
ぜひ本記事の内容を参考にして、日頃の勉強方法を見直すキッカケにしてみてください。
【今すぐやめたい】中国語の間違った勉強法【ワースト5】
ワースト5位から順番に見ていきます。
あくまで「学習効率性」の観点からまとめたものなので、その点あらかじめご了承ください。
【やってはいけない中国語勉強法 5位】映画やドラマで勉強する
まずは「映画やドラマで勉強する方法」です。
かなりあるあるだと思いますが、この方法は今すぐやめましょう。
その理由をまとめたものがこちら。
- どんな話題が来るか予想ができない
- 話題に対する前提知識や基本語彙がない状態で挑むのは無謀
- リスニングは相当のレベルにならないと無理
ざっとこんな感じです。
「映画やドラマを教材にして中国語を勉強してみたい」という気持ちは痛いほどわかりますよ。実際に僕もやってみた経験があります。
ただこれ、試すとわかりますが「まったくわからない。。。」となります。
「ストーリーを楽しみながら中国語を勉強しよう!」と思って始めたのに、内容がわからずついていけなくなります。HSK4級以上であれば、中国語字幕で意味は理解できますが、リスニングは壊滅的になるハズ。
すると、次第にモチベーションも下がり「自分の中国語レベル全然だめじゃん泣」と自己否定にすらつながりかねません。最悪の場合、中国語学習をあきらめてしまうことにもなりかねない、リスキーな勉強方法なのです。
だから「映画やドラマで中国語を学ぶ」のは絶対にやめてください。
息抜きで観る場合やHSK6級レベルの中上級者が観る場合をのぞいて、中国語学習の教材とするのはやめてください。
それでも映画やドラマで中国語を学びたい人は「どうしても映画やドラマで中国語を学びたい...!!」
という方は「Language Reactor」を活用してみてください。
これはGoogle Chromeの拡張機能でYouTubeやNetflixでの言語学習をサポートしてくれる優れものです。中国語・日本語訳・ピンインを時系列で示してくれるので、いちいちわからなかったシーンで調べる必要もなくなります。
無料で使えるので、どうしてもという方はぜひ。
【やってはいけない中国語勉強法 4位】ネイティブから学ぶ
続いては「ネイティブから中国語を学ぶ」です。
もっと正確に言えば「ネイティブから教われば中国語が伸びる」というマインドにもとづいた勉強法。
もしこういったマインドを持っていたら、今すぐに捨ててください。
こういったマインドは中国語学習における足かせにしかなりません。
もっと言ってしまえば、
- ネイティブから教われば中国語が伸びる
- 中国語教室に通えば中国語が伸びる
- 中国で生活すれば中国語が伸びる
- 中国人の恋人や友達を作れば中国語が伸びる
といった受け身のマインドでは、中国語は100%伸びません。
自分で行動を起こして、中国語を学べる環境に身を置くことはとても大切なこと。ですが、環境に身を置いたからといって、自動的に中国語が話せるようになるほど、中国語は簡単に習得できる言語ではないのです。
だから「ネイティブから教われば中国語が伸びる」と思っている人は、そのマインドを捨ててください。
もしネイティブから教われば中国語が伸びるのであれば「中国語教室に通ってネイティブから教わっている受講生」はみな中国語が話せるようになっているはずです。
僕自身の学生時代や上海生活での経験からも、ネイティブ講師から中国語を教わっている人をたくさん見てきましたが、
- 中国語を苦手としている学生が多かった
- いつまで経っても簡単なあいさつ表現しかできないビジネスマンが多かった
こういった現状を見てきました。
結局は「ネイティブから教わるかどうか」ではなく、学ぶ人自身の「姿勢」と「勉強方法」が成長の決め手となるのです。
積極的な姿勢を持っているのであれば、ネイティブから教わってもいいですが、その際には「プロのネイティブ講師」から教わるようにしてください。
一般的な母国語話者(ネイティブスピーカー)は、幼少期から長い年月をかけて中国語を習得しています。
僕らが外国人に日本語を教えることが出来ないのと同じように、ネイティブスピーカーは「どうすれば僕らが中国語を話せるようになるのか」を
- 成長につながる本質的な勉強法
- 目標達成に向けたプランニング
この2つの観点から説明することは出来ないはずです。
正直な話、この観点を持ちながら中国語を教えてくれる教室は存在しません。
だから正しいマインド・正しい勉強法を習慣化して、目的に応じてカスタマイズする勉強法を実践していくことが何よりも大切になります。
もしあなたが
- 独学で効率よく中国語を学びたい
- 日頃の学習方法で色々悩んでしまっている
のであれば、僕の公式LINEから気軽にメッセージしてください。
「確実に成長するためには何が必要か」を恐縮ながらアドバイスさせて頂きます。登録時にアンケートに答えて頂けたら、そのお礼として以下4つのオリジナル特典もプレゼントしています。
【お年玉】とメッセージ頂けたら「2023年春節お年玉企画」で配布した以下3つの特典も個別にお送りしております。
2023年春節のお年玉企画の内容
- 新年で使える挨拶表現21選
- 初学者でも学びたい!成語・ことわざ50選
- YouTube動画「中国語文法の七不思議」解説スライド
ぜひこの機会に活用してみてください。
【やってはいけない中国語勉強法 3位】複数の教材で学習する
やってはいけない勉強法3位は「複数の教材で学習する」です。
1冊の教材やテキストで学ばないといけないという意味ではありません。
たとえば
- 単語帳はテキストA
- 文法はテキストB
と決めたら、それを最後までやり抜くという意味です。
今はSNSはじめ色んな場所から良くも悪くも「情報」が入ってきます。すると、すでに学習用のテキストや教材を持っていたとしても「あっちも気になるな、、、」となりがち。
教材1冊を回すのも時間がかかるのに、いくつも教材を使ってたら終わるものも終わりません。
つまりこれは、あなたが持っている「時間」という貴重なリソースを分散させてしまっている行為に等しいのです。
だから複数の教材で学習するのはやめてください。
SNSで得た情報やインフルエンサーの言葉に惑わされないでください。手を出すのは「目の前の教材」を最後まで終わらせてから。
ここであなたに知っておいてもらいたいことはただ1つ。
一点突破
これに尽きます。
時間という貴重なリソースを分散させないためにも、必要と判断したものにリソースを集中させるのです。
これは目標を達成するために重要となる汎用的な考え方なので、ぜひ覚えておいてください。
【やってはいけない勉強法中国語 2位】シャドーイングや聞き流しをする
これだけはやってはいけない勉強法第2位は「シャドーイングや聞き流し」です。
聞き流しは論外まず、聞き流しはやめましょう。まったく効果がないので論外です。
何も考えずにただ音声を垂れ流ししているだけで、自動的に聴こえるようにはなりません。僕も昔、寝ている間に音声を流したり、スキマ時間に中国語を流していた時期がありましたが、まったく効果がありませんでした。
今思えば当たり前ですが、その当時はなかば本気で信じていたんですよね。。。
もしかしたら当時の僕と同じく「中国語音声を流していれば、いつか聴こえるようになる」と信じている人は、今すぐやめてくださいね。
シャドーイングは再現性が低い一方のシャドーイングについて。
「シャドーイングは効果がないのか?」と聞かれたら、効果はあります。
それなのに、なぜワースト2位にランクインしているのかというと、再現性の低いトレーニング法だからです。もっと簡単に言えば、誰にでも簡単にできる練習法ではないのです。
この点については、YouTube動画の方でもその難しさを実感してもらうエクササイズを用意しているので「シャドーイングが難しいってどういうこと?」と感じている人はチェックしてみてください。
少なくとも、シャドーイングというのはHSK4級に合格するまでは不要です。
現に僕がシャドーイングを取り入れ始めたのも、HSK6級の対策をする時でした。それまでは、シャドーイングという言葉すら知らなかったほどです。
「じゃあシャドーイングの代わりに何をすればいいのか?」
その点については、この後紹介するワースト1位の対策と共通しているので、そこで紹介していきます。
【やってはいけない中国語勉強法 1位】オリジナルノートで学習する
さて、これだけはやってはいけない中国語の勉強法。
ワースト第1位になったのは「オリジナルノートで学習する」という方法。
オリジナルノートというのは、その名の通り、専用ノートに自分なりにまとめることです。これ、僕もかつてやっていた経験がありますが、今すぐ絶対にやめてください。
今回紹介した勉強法の中でも、もっとも自分の時間を消費してしまう超効率の悪い方法だからです。
考えてみればわかりますが、オリジナルノートは
- 書くという行為
- まとめるという行為
この2つの行為から構成されています。
これ、どちらもメチャクチャ時間がかかるんですよ。書くのにも時間を取られるし、まとめるのにも時間が取られる。
もしあなたに完璧主義の傾向があれば、さらに細かな点にも時間を使ってオリジナルノートを仕上げようとするはずです。
さらにこの方法が厄介なのはオリジナルノートを作成することで「満足感」が得られてしまう点にあります。この方法をすると
- まとめることで内容を分かった気になってしまう
- 時間をかけて取り組んでるため理解している感覚に陥ってしまう
- 何よりもとてつもない達成感が味わえる
こういった効能を知らずのうちに得られてしまうのです。
オリジナルノートにまとめてすべて覚えていればまだいいですが、
- 翌日になってその内容を覚えていますか?
- 一週間経ってその内容を覚えていますか?
- もっと言ってしまえばそのノートを見返すことってありますか?
この問いの答えがすべてを物語っていると思います。
だから厳しいようですが、効率的に中国語を学ぶためにも言わせてください。
オリジナルノートにまとめて学ぶのは今すぐ絶対にやめてください
実際にこの方法を取り入れている人にはツラい決断かと思いますが、これに代わるおすすめの勉強法を伝授します。
シャドーイングやオリジナルノートに代わる方法それは「音読」する方法です。
自分の声に出して、発音してください。1回ではなく、何度も何度もしつこく声に出して音読してください。これは、先ほど紹介した第2位の「シャドーイングや聞き流し」に代わる方法としても使えます。
ネイティブの音声を聞くことはもちろん大切ですが、HSK4-5級レベルまでであれば、この音読トレーニングだけでも十分リスニング対策とすることは可能です。
「なぜ音読するだけでいいのか?」というと、音読によるトレーニング法を取り入れることで以下のようなメリットを享受できるから。
音読トレーニングを取り入れるメリット
- 知らない単語やフレーズを覚えられる
- 中国語の発音がきれいになる
- リスニング力がアップする
- スピーキング力がアップする
このメカニズムについては、また別の記事で詳しく紹介していきますが、これだけのメリットがあってやらない理由はないですよね。
中国語でいうとまさに何乐而不为です。
書いてもいい唯一の例外ここまでオリジナルノートにまとめる学習法はNGと伝えてきましたが、唯一の例外が存在します。
それは「中国語を学び始めたばかりの人」です。
初学者の人は「書く」という行為をないがしろにしないで、基本的な簡体字は書けるように練習してみてください。
正直、今はスマホさえあれば仕事でも友人とのやり取りでも不便しません。それほど「書く機会」は少なくなっている証拠ですが、資格対策としても、初期段階では簡体字を書けるように訓練してみてください。
ある程度練習していれば、一度見ただけでも書けるようになってきます(もちろん難しい中国語は除きますが)。
毎日日記を書いてライティング力をあげる方法もあるので、そういったトレーニングをしたい方は日記を書いて身につける中国語の本が参考になります。色々な表現方法も紹介されている一冊です。
まとめ:間違った勉強法をしないだけでも学習効率性は大きく上がる!
今回は、これだけはやってはいけない中国語の勉強法と題してランキング形式で紹介してきました。
色んな方がいるかと思いますが、本記事で紹介した方法を実践しないだけでも
学習効率は必然的に向上します
それだけ間違った勉強法を実践しないということは、中国語学習においてはめちゃくちゃ大切なのです。
習得までに時間がかかる以上、できるだけ遠回りせず学んでいきたいですよね。
まずはこの絶対にやってはいけない勉強法をしっかりと理解しておいてください。
では今回はここまで。