「中国語を頑張って勉強している」
なのに
なかなか上達を感じられない。特にリスニングが全然聞き取れない...
資格試験に合格したけど全く話せない...
こういった悩みを持っていませんか?
貴重な時間を費やして中国語を勉強してるのに、思い通りの成果がなかなか出ない
これは本当につらいです。
僕自身も高校二年生から中国語の勉強を始め、上達を感じられず悩んだ時期が何度もありました。。。
「何をすれば中国語の力が伸びるのか」
僕は人一倍色々な方法を試し、失敗も繰り返してきました。正直ムダな時間を過ごしてきたと感じることもありましたが、同時に「中国語の上達に必要なこと」もわかるようになりました。
そこで本記事では、当時の僕と同じように「今中国語の上達を感じられず悩んでいる方」に向けて、原因と具体的な解決策にわけてわかりやすくお伝えしていきます。
「中国語を学び始めたけど、なんだか行き詰ってしまった」といった方にも役に立つ内容となっているので、良ければ最後までお付き合いください。
YouTubeで視聴する原因分析:中国語が上達しない原因は2パターン
まずは「中国語が上達しない原因」に目を向けてみましょう。
中国語が上達しない主な原因は2パターン存在します。それが
- パターン①:勉強法が間違っているパターン
- パターン②:短期志向に陥っているパターン
この2つです。
パターン①:勉強法が違う
いきなり大切なことをお伝えしますが、中国語が上達しない9割以上の原因がこの「勉強法が間違っているパターン」にあります。
先に誤解のないようにお伝えしておくと、僕は絶対的に正しい勉強法や間違っている勉強法はないと思ってます。
なのでここで言う「勉強法が間違っている」というのも「あくまで中国語を上達させる観点」「効率的に成果を生み出す観点」から言っているとご理解ください。
「具体的にどんな勉強法が間違っている」のかというと
- テキストや単語帳をただ見て勉強している
- ひたすらネイティブと会話を繰り返している
- リスニング教材を何度も聞いている
- 映画やドラマで中国語に触れている
こういったものが該当します。
当てはまってしまった方、別にがっかりする必要はありません。
僕自身も昔はよくやっていましたし、これから紹介する方法を実践すれば、確実に上達に向かって前進していけるからです。
「なぜこういった勉強法が間違いなのか?」
これは僕自身の経験からも、コーチング指導の経験からも明らかですが、理由を一言でまとめるなら
適切な負荷がかかっていないトレーニング法(勉強法)だから
これに尽きます。
僕は中国語の学習は筋トレと同じと考えているので、受講生にもよく「トレーニング」という言葉を使うので、ここでもトレーニングという言葉を使っています。
例えばですが、「筋トレ」して筋肉を大きくしたいのであれば、それ相応の負荷がかかるトレーニングを計画的かつ継続的にする必要がありますよね。
ちょっと想像してみて欲しいのですが、腕を太くしたいと思っている男性が、自分にとって全く負荷のかからない軽いダンベルでトレーニングしても効果はほとんどありません。
これと同じことが中国語の学習にも言えるのです。
なのでまずは
適切な負荷がかかっていない勉強法から脱却することが必要
このことを理解しておいてください。
パターン②:短期志向に陥っている
ほとんどの人はパターン①の勉強法を改善することで、確実に上達に向かっていきます。
ですが、中には短期志向が原因となってしまっている方も見かけます。それが2つめの「短期的な成果を追い求めているパターン」です。
これは短期的な結果を追い求めるあまり、上達している自分に気づかないパターンといえます。
- 勉強方法は正しい
- 確実に成長している
- ただそれが自分の期待に見合っていない
こういった、短期的な成果を求めるあまり、小さな成長を感じられず(感じても満足できず)、結果として上達していないと感じてしまうパターンがこれです。
すると、より目に見える結果を求めて勉強方法を色々変えてしまったり、最悪の場合、中国語をあきらめてしまう。こういった事態に陥ってしまうのです。
「自分の勉強方法が正しいのかな?」と不安になったり、誰にも相談できずに一人で学習されている方はこういった傾向に陥りやすいので、この後紹介する解決策も参考にして頂き、自信をもって勉強し続けてみてください。
あと知っておいて欲しいのは、中国語は一朝一夕で習得できる言語ではありません。
坚持就是胜利
といわれるように、継続することで勝利できるのです。
中国語を上達させる本質的なカギは「音」にあり
中国語が上達しない9割以上の原因は勉強法にあるとお伝えしてきました
そして
- テキストや単語帳をただ見て勉強している
- ひたすらネイティブと会話を繰り返している
- リスニング教材を何度も聞いている
- 映画やドラマで中国語に触れている
こういった方法は適切な負荷がかかっていない勉強法なので脱却を図るべきともお伝えしてきました
【結論】アウトプット重視の勉強法に切り替える
結局のところ、どうすればいいの?
結論をお伝えすると自分と向き合ったアウトプット重視の勉強法に切り替えてください。
こう聞くと
アウトプットなら問題集たくさん解いてますよ~
こう思われる方もいます。
ですが、それでリスニングやスピーキングは上達しましたか?
おそらく資格試験でリーディングは解けても、リスニングとスピーキングは苦手なはずです。なんでこういった現象が起きるのかというと
- インプット重視型の勉強になっているから
- 中国語上達に直結するアウトプット学習をしてないから
この2つが理由としてあげられます。
特に2つめがポイントとなるので、ここに重点をあてて解説していきます。
中国語学習で最重視すべきは「音」
今回の記事で一番大切なことをお伝えしますね。
中国語学習で最重視すべきは「音」にあります
「中国語は発音が重要」と聞いたことあるかもしれませんが、これは本当です。
日本語にはない聞いたことがない音が、抑揚をつけて、しかもスピーディーに話されるのが中国語という言語。
なので中国語の「音」を意識することは非常に重要になります。
この点を意識した勉強法を取り入れないと
- リスニングで何を言っているか全く理解できない
- スピーキングでも自分の話したことが相手に全く通じない
こういった事態に陥るのです。
自分はまさにこういった状態。。。
リスニングやスピーキングを苦手としている人はとても多いですが、リーディングやライティングを苦手としている人はあまり聞きませんよね。
これも「音」との関係性から説明できます。
なので中国語を上達させたいのであれば「音」を意識したアウトプット勉強法を取り入れてください。
具体的にどういった勉強法を取り入れればいいの?
一番おすすめなのは音読トレーニングです。単語帳を読むときも、テキストにある例文を読むときも、必ず自分の声に出して中国語を読んでみてください。
この「自分の声に出す」というのがとても重要になります。
なぜかというと、音読を通じて自分の声に出すことで脳内に中国語の音が蓄積されていくから。
自分の脳内に中国語に関する音が蓄積されていないと
- ネイティブの中国語を聞いても理解できない
- 話す時もどんな音を出せばいいかわからない
こうなるのです。
みなさんも親しい人の声や好きなアーティストの声を聞けば、誰の声かすぐ認識できますよね。
これは脳内にその人の「声の高低」や「声色」といったパターンが蓄積されているからに他なりません。
要は脳内に蓄積されている音は認識できるけど、脳内に蓄積されていない音は当然わからないということです。
だからリスニング教材を繰り返し聞いても、中国語の映画やドラマを観続けていても、脳内に蓄積されていない音ばかりを聞いていることになるのでリスニング力は一向にあがらないのです。
こういった理由から自分の声に出す音読トレーニングを日々の学習に取り入れてみてください。これを習慣化して継続するだけで中国語は確実に上達していきます!
リスニングとスピーキングをさらに上達させる方法
「音読トレーニングが習慣化してきた」という人は、さらにリスニングとスピーキングを鍛えるトレーニング法を取り入れてみてください。
詳しくはYouTube動画の後半で解説しているので、そちらをご覧になってください。
まとめ:中国語は誰だって上達させられる!
ということで今回は中国語が上達しない原因と本質的な解決策をテーマに解説してきました。
もし中国語が上達せず悩んでいる方は、まずはアウトプット重視の勉強法に切り替えてみてください。
そして中国語の上達には「音」が非常に重要なカギとなるので、自分の声に出す音読トレーニングを学習の中心にして、習慣化するまで続けてみてください。
中国語を上達させるのに、年齢や才能、センスなんて関係ありません。
中国語が上達しない原因を客観的に把握し、現状を変えるためには何が必要かを知りましょう。
自ら行動を起こし、継続できる人であれば、誰だって中国語を上達させられます。
本記事で一人でも多くの方の参考になればうれしいです。